あかべぇそふとつぅより「車輪の国、向日葵の少女」のファンディスク「車輪の国、悠久の少年少女」が発売された。
日本によく似たとある架空の国のお話。車輪の国。罪を犯すと『特別な義務』を負わされる社会、車輪の国。車輪の国では罪を犯すと懲役に代わり、 その罪に応じた「特別な義務」が科せられ、その犯罪者は『特別高等人』という超法規的存在によって更正指導される。主人公・森田賢一はその特別高等人を目指す候補生である。最終試験の課題として、田舎町にいる三人の少女を更生するよう指示される。大人になれない、1日12時間しかないなどといった義務を負う少女たちと学園生活を送るが、恋愛できない日向 夏咲(ひなたなつみ)と出会ってから、賢一の歯車が狂いだす。洞窟にある父親の遺産やひっそりとたててあった自分の墓が森田賢一を追い詰めていった。深い世界観と読みやすいが決して稚拙ではないテキスト、そして伏線を幾重にも張り巡らし「社会」「人間」をテーマに描かれたシナリオは高い評価を得ている。重厚な世界観を軽妙なタッチで描いた、感動のヒューマンドラマ。
車輪の国、悠久の少年少女はあかべぇそふとつぅより車輪の国、向日葵の少女ファンディスクとして発売された。
今作は前作のヒロイン達の本編最終章の後からエピローグまでのストーリーが描かれている「ヒロイン編」と主人公「森田賢一」の試験官であった
「法月将臣」が特別高等人になるまでの物語を描いた「法月編」を収録。車輪の国法月編をクリアすると、前作で集合時間に遅れたために一番最初に殺されてしまった人気の高い特別高等人候補生「南雲えり」が遅れた理由が解る。
「番外編:骨休め」や、さらにヒロイン編をクリアすると出現する、南雲えりと賢一が裏話等を繰り広げる「大番外編:森田の夏休み」も収録している。まずはヒロイン編の三ツ廣さち、大音灯花、日向夏咲、月島瑠璃子でスタートしてみてはいかが?その後に、前回の車輪の国、森田賢一の試験管であった法月が主人公である法月編、そして車輪の国シリーズで人気の高い南雲えり編を攻略してみてはいかが?
車輪の国 登場人物を紹介する。
森田賢一
主人公。特別高等人候補生。時折狂ったような言動や行動を取ったりするが、その実状況を冷静に見据えており、行動力実行力共にずば抜けて優れている。
さちからよばれるモリケンはネット上でも度々使われている。独り言が多いがこれには理由があるらしい。
日向夏咲
車輪の国で異性と接触してはいけない「恋愛できない義務」を持つ少女。おとおどしており、一人を好む。友達の「ケンちゃん」を待ち続ける。
学園の寮で一人暮らし。「どもどもです」などといった独特な言葉使いがある。
三ツ廣 さち
車輪の国で1日が12時間しかない義務をもつ赤毛の少女でもりけんとは馬があう。恐ろしく元気。
ネット為替にはまり、生計をたている。少女まなと一緒に生活している。
大音灯花
車輪の国のとある学校の委員長。いつも腕を組みながら主人公のことを冷ややかな目で見ている。
親権者の命令を強制される「大人になれない義務」をもつ舌足らずな少女で性格はややうっかりもの。
南雲えり
特別高等人候補生。主人公と同じく特別高等人の最終試験を受けるために田舎町を訪れる。
人気の高いキャラであるが、登場回数が少ない。車輪の国番外編にその理由がある。